石川遼「他の大会より2位の経験が…」 日本オープン初制覇から13年ぶりオーガスタへ


ティーショットを放つ石川遼(カメラ・中島 傑)

ティーショットを放つ石川遼(カメラ・中島 傑)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 練習日(15日、栃木・日光CC=7238ヤード、パー70)

 石川遼(カシオ)は開幕前日の15日、インコース9ホールをラウンドし調整した。前週の米ツアー、ベイカレント・クラシック・レクサスに続き、大きな試合を迎える。「通常通りやりたい。コースが変わったりコンディションが変わったりするなかで、対応をうまくしていけるようにしたい」と意気込みを語った。

 同コースは2021年日本プロ選手権で回った経験がある。3位で決勝ラウンドを迎え、19位だった大会から4年。「全ホールを覚えていた。ラフの長さが違ったり、今年の方がグリーンが硬くて速かったりする。グリーンが小さくてアンジュレーションが大きいので難しい」とコースの印象を口にした。

 今年で4年連続15度目の出場になる。過去に2008、09、23年と2位が3度ある。「他の大会よりも2位の経験があるイメージ。最終日に優勝争いをしたいというところはまずある。そこまでは他の選手は関係なく、自分がいいゴルフをすれば上位に行ける。最後の勝つか負けるかというところは、その時になってみないと分からないけど、そこまでは自分がいいゴルフをすれば行けると思うので、そこをまずは目指していきたい」。スタートから自分のゴルフに集中する。

 今年は優勝者に来年のマスターズと全英オープンの出場資格が付与される(全英は有資格者を除く最上位だが、今回有資格者はいない)。「すごく大きな変化。マスターズへの枠があることによって選手のフィールドの厚さも変わってくる。選手にとってはいいこと」。日本シリーズJTカップ(15、19年)、日本プロ選手権(19年)に続く史上15人目のメジャー3冠を達成し、13年ぶりにオーガスタに乗り込む。

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