
10番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)
◆女子プロゴルフツアー 延田グループ・マスターズGCレディース 第3日(25日、兵庫・マスターズGC=6562ヤード、パー72)
29位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で通算1オーバーでホールアウトした。スタートの10番でダブルボギーを喫し、悪い流れのまま一日を終えた。
「耐えるゴルフが多かったなかで、やっと来てくれた15、16番のチャンスを外してしまった。どちらかが入ってくれていたら流れが変わりそうだったし、1番も1メートル半を外してしまった。なかなか流れを変えられなかった」と肩を落とした。
10番の第1打は右ラフにつかまった。球の後ろに長めの草が生えており、第2打はうまく捉えることができずに左のバンカーの壁近くへ。第3打をグリーン左手前のバンカーに入れ、4オン2パットを要した。「今日はラフの入る所が、かなり深い所が多くて。ついていないラフの場所だなっていう所が多かった。フェアウェーに置ければいい話なんですけど」と振り返った。
その後もグリーンを捉えることができない展開が続いたが、パーでしのいだ。15番パー5では、ティーショットを打った直後に天を仰いだ。セカンド地点に到着すると、今度は思わず声が漏れた。深いラフにすっぽりとボールは埋まっていた。9番アイアンで出し、160ヤード残った第3打をピン手前5メートル弱につけたが、入らず再び天を仰いだ。
「パッティングは昨日の後半よりはすごく良くなってきたと思いたいし、思ってはいる。それがバーディーチャンスだったり、バーディーにつなげられるように頑張りたい」と最終日へ気持ちを切り替えた。

