
11番ティーショットを放つ石川遼。初日1オーバー61位と出遅れた(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第1日(13日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンドが行われ、前回大会覇者でツアー20勝の石川遼(カシオ)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー71で回り、首位と6打差の61位と出遅れた。
前半の12番で約20メートルのロングパットを決めてバーディーを奪ったが、17番パー3でグリーン左からのアプローチを寄せ切れずにボギー。18番パー5はティーショットを大きく左に曲げ、パーとした。後半は4番で伸ばした直後の5番でボギー、6番でダブルボギーとスコアを落とした。
石川は「前半の14、15番くらいからショットが良くなくなって左、左へいってしまい、リズムが全然作れなかった。それからはナイスショットが1回も打ててないんじゃないかというゴルフになった。ボギーは防げたし、ダブルボギーもボギーにできた。その中でもアンダーでプレーしなきゃいけなかった。ちょっとずつのズレがショットでもあったし、メンタル的にもタフな時間が多かった」と唇をかんだ。
18番や3番などドライバーショットが左に曲げるミスを重ね「良くなってきてる中で自信もあるからこそ振りにいったりしてるけど、そこの技術も油断しちゃいけない」。アイアンショットも左にいくことが多く、「ドライバーとアイアンで同じようなミスの傾向だった。あっち側のミスだとマネージ(メント)できない。そっちのミスが今日はあまりにも多すぎた」と反省した。
昨年大会は1打差2位で出た最終日に逆転優勝。10、12、22年に続く大会単独最多の4勝目を飾った。大会2連覇と5勝目に向けて初日は出遅れ「大変です…」と苦笑いを浮かべたが、2日目以降に巻き返しを図る。

