
菅谷大介アナ
男子プロゴルフツアー今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップが4日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)で行われる。初日の組み合わせが2日、発表された。
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日本シリーズJTカップを中継している日本テレビの菅谷大介アナウンサーが先月8日に消化管からの出血のため53歳で死去したことを受け、今大会の出場選手が第3日に喪章をつけてプレーすることが決まった。
菅谷さんは長年、ゴルフの実況を担当。22年1月にすい臓がんが判明し、復帰後も数々の名場面を伝えた。亡くなる6日前の先月2日に国内男子ツアー・フォーティネットプレーヤーズカップで最終日の実況を務め、最後までアナウンサーとしての使命を全うした。ジャパンゴルフツアー選手会会長の谷原秀人(47)=国際スポーツ振興協会=らを中心に選手で話し合い、菅谷さんが実況を担当予定だった第3日に喪章を付けることを決めた。谷原は「今まで素晴らしい実況で男子ゴルフを支えていただいた菅谷さんには感謝しかない」と思いを明かした。
23年大会覇者の蝉川泰果(24)=アース製薬=は「いつも選手に寄り添ってくれた。菅谷さんが見てくれていたら、褒めてもらえるプレーをしたい」。金谷拓実(27)=SOMPOひまわり生命=は「自分の母も乳がんを患っていて、菅谷さんは母の体調を気に掛けてくれたり、心遣いがある方だった。ゴルフのために尽くしていただいたので、少しでも恩返ししたい」と話した。男子ゴルフの発信に大きく貢献した菅谷さんを追悼する思いを胸に、今季の最終戦をプレーする。

