【JTカップ】ほほ笑みの貴公子、宋永漢が7アンダーで単独首位発進「入りすぎて恥ずかしいくらい」


17番、第2打を放つ宋永漢。初日単独首位(カメラ・今西 淳)

17番、第2打を放つ宋永漢。初日単独首位(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(4日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 ゴルフ界の“ヨンさま”宋永漢(ソン・ヨンハン)が7バーディー、ノーボギーの2位以下に2打差の7アンダーで単独首位発進を決めた。「今日は僕の日だった。入りすぎて恥ずかしいくらい」。冬のコースに似合う、爽やかな笑顔で振り返った。

 出だしの1番(パー4)で約11メートルを沈めて“おはようバーディー”。流れをつかむと、10番(パー4)は約8メートルをきっちりねじこんだ。「今日はショットも良く、パターも入ってくれた」という好調ぶりだった。

 3年連続6度目の出場で、今季は未勝利。今大会は25位の賞金ランクの資格で参戦した。首位発進は8年前の2017年大会以来だが、当時のことは「覚えてないですよ」とにっこり。「だって、プレーオフ3回負けたことあるので。たくさん悔しい経験をしましたから」

 34歳のほほ笑みの貴公子は「みんなうまいし、このコースも最後まで分からない。だけど、メジャーの試合なので絶対にうまくいきたい」。2日目の意気込みも爽やかだった。(綾部 健真)

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