
ゴルフ日本ジュニア初出場へ王手をかけた須藤弥勒(愛媛・北条CCで)
ゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(14)=高知・明徳義塾中3年/太陽自動車=が22日、愛媛・北条CCで行われた四国ジュニア選手権女子12~14歳(中学生)の部(6110ヤード、パー72)の第1日に出場し、4バーディー、4ボギーのイーブンパー、72で首位と2打差の3位スタートを切った。四国ジュニアは2日間競技(36ホール)で、23日に最終日が行われる。5位以内に入れば、日本ジュニア選手権(8月19~21日、千葉・千葉CC梅郷C)の出場権を獲得する。
昨年までプロツアー挑戦に重点を置いていた弥勒は昨年9月に群馬・太田市内の公立中学校から2021年マスターズ優勝の松山英樹(LEXUS)らを輩出した名門の明徳義塾中に転校し、ジュニアの大会に参戦を始めた。日本トップクラスの選手が集う日本ジュニア初挑戦に王手をかけた。
「パットが全く入ってくれなくてグリーン上で苦労しましたが、明徳義塾中に編入して約10か月が経過して、ようやく少しずつ、まともなゴルフができるようになって、ホッとしています」と弥勒はパープレーの第1日を振り返った。
高知で新たな生活を始めてから1年近くが過ぎた。昨年は思ったような成績を残せず、苦しんだが、名指導者として知られる明徳義塾の三木逸子監督のもと、2モーションから1モーションへ、スイングの大改造に着手し、徐々に調子を取り戻している。「高知に来る前、1歳から始めたゴルフ人生の中で最も調子が悪くて、精神的にも疲れていましたが、明徳義塾の素晴らしい環境と、三木監督のご指導のお陰で復活の兆しが見えてきました。明日(23日)はここまで導いてくれた三木監督のために四国ジュニアのタイトルを獲得できるように頑張ります」と弥勒は表情を引き締めて話した。
「天才少女」が、かつての輝きを取り戻し、日本ジュニアへ駒を進めることができるか。灼熱(しゃくねつ)のタフな環境で勝負の最終日に臨む。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。14歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。25年9月に群馬県・太田市内の公立中学校から高知・明徳義塾中に転校した。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

