【男子ゴルフ】打って押して 大嶋宝がセルフプレーで奮闘 同郷の久常涼と桑木志帆から刺激


セルフプレーで奮闘した大嶋宝(カメラ・高木 恵)

セルフプレーで奮闘した大嶋宝(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ夏に爆発トーナメント 第2日(21日、群馬・草津CC=6690ヤード、パー72)

 前日から持ち越した第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、日没サスペンデッドとなり約半数の選手が競技を終了できなかった。プロ5年目の23歳、大嶋宝(フリー)は2位で出た第2Rを2バーディー、1ボギーの71で回り、通算10アンダーの暫定12位につけた。

 打って、押して、上位に踏みとどまった。アップダウンの激しいコースを、大嶋は手押しカートを用いたセルフプレーで回っている。この日は雷雲接近による3時間の中断もあった。第1Rで63をマークし、トップと1打差で迎えた第2Rで伸ばしきれず「さすがに疲れました」と疲労困憊(こんぱい)の様子だった。

 QTランキング39位の大嶋に出場資格が降りてきたのは大会直前だった。帯同キャディーの手配が間に合わず、今大会はハウスキャディーが用意されていないため、ツアーでは自身3度目のセルフプレーを余儀なくされた。コース近くの宿が取れず、車で1時間をかけ長野県から通っている。午前6時半に16番から再開となった第1Rのスタートに合わせ、この日は3時に起床した。

 後半2番のセカンドショット後だった。グリーン手前でバッグの位置がずれ、同伴競技者とその帯同キャディーに手伝ってもらいながらポジションを修正。「ばれましたか」と頭をかいた。続く3番パー5。ティーショットを4番ユーティリティーで刻むと、残り200ヤードの第2打を6番アイアンで5メートルに運び、2パットのバーディー。10アンダーに乗せた。

 同じ岡山県出身の2人から刺激を受けている。米ツアーを主戦場とし、今週プレーオフシリーズを戦っている久常涼は1学年上。「小さい時から一緒に試合に行ったり、練習も一緒にやったりしていた。毎週(米ツアーの)スコアもチェックしている。いつか追いつけるように頑張りたい」と瞳を輝かせた。年末にスポンサーのコンペで顔を合わせた桑木志帆は、3週前の海外メジャー、AIG全英女子オープンを制した。「すごい。朝起きてビックリした」。同世代の活躍が励みになっている。

 今大会でランキングを上げて、後半戦の出場機会を得ることが目標の一つでもある。「もう一回9アンダーを出せば、いい所に帰って来られると思うので頑張りたい。ここで結果を出して、後半戦に少しでも多く出て、シードを取りたい」。自分と向き合いながら、優勝争いに加わっていく。(高木 恵)

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