【女子ゴルフ】桑木志帆、日米メジャー同一年制覇へ3差4位発進「声援がいつもよりある感じ」「すごく楽しい」歩む樋口、渋野ロード


初日4アンダーでホールアウトし同組の山下美夢有(左)と健闘を称え合う桑木志帆(カメラ・今西 淳)

初日4アンダーでホールアウトし同組の山下美夢有(左)と健闘を称え合う桑木志帆(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第1日(10日、石川・片山津GC白山C=6755ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、8月のAIG全英女子オープンを制したメルセデスランキングトップの桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が6バーディー、2ボギーの4アンダー68をマークし、トップと3打差の4位につけた。日本勢では1977年の樋口久子、2019年の渋野日向子以来となる海外と国内メジャーの同一年優勝へ好発進した。9ホールの大会最少スコア「29」を記録した台湾のサイ・ペイイン(35)が65で単独首位に立った。

 鮮やかなイエローパンツ姿が、ひときわ目を引いた。桑木が桑木らしく、4226人のギャラリーを魅了した。最終9番は3メートル弱を沈めてバーディー締め。「初日が大事だと思っていた。いいスタート。一日2アンダーを目標にしていたので、すごくいいラウンドだった」。キラキラと輝く笑顔のまま、最初の18ホールを終えた。

 前半18番。グリーン右手前の深いラフからの3打目のアプローチは、観客の「入れー」の声に押されるようにカップに消えた。詳細は「内緒(笑)」ながら「練習ラウンドの時に(球が)沈んだアプローチをコーチに教えてもらった。初めての打ち方」で活路を開いた。岩本砂織コーチから練習日に教わった、クラブヘッドのヒールをうまく使った秘技だった。「教えてすぐにできる吸収力がすごい」と岩本さん。この日のスタート前の練習でもチップインを連発。「もうやめて。本番に取っておいて」と止められながら、実戦でも決めて見せた。

 2度のバウンスバックで悪い流れを断った。「このコースなのでボギーは絶対に来る。引きずらすに。バーディーを取れるホールがちゃんとあるので、そこでしっかりチャンスにつけようと思って回っていた。なのでボギーが来てもあまり響かなかっ�\x81\x9F」。昨年はプレーオフの末に金沢志奈に敗れ、涙を流した。今の桑木は一喜一憂しない。自信を持って一打に向き合えている。

 昨年全英覇者の山下美夢有と同組で、盛り上げた。「初日からたくさんのギャラリーの方が来てくださって、声援がいつもよりある感じがするのですごく楽しい」。片山津でのプレーを満喫中だ。2024年JLPGAツアー選手権リコー杯に続くメジャー2勝目と、樋口久子、渋野日向子以来となる日米メジャーの同一年優勝へ好発進。「(意識は)もうちょっとしたら出てくるかもしれない。まだ初日なのでおとなしくしています」。そう話す姿に、風格が漂った。(高木 恵)

 ◆過去の日本勢の同一年度日米メジャー制覇 1977年の樋口久子は6月の全米女子プロ選手権で日本勢初の海外メジャー制覇を果たし、同年7月の日本女子プロ選手権、9月の日本女子オープンで優勝した。2019年の渋野日向子は5月のワールドレディスサロンパスカップで日本ツアー初優勝。米ツアー初出場となった同年8月のAIG全英女子オープンで、樋口以来42年ぶり2人目の海外メジャー覇者になった。

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