
ホールアウトしギャラリーの声援に応える竹田(カメラ・今西 淳)
第3ラウンドが行われ、米ツアー2勝の竹田麗央(23)=ヤマエグループHD=が記録ずくめの猛チャージで、47位から4位に急浮上した。10バーディー、1ボギーでメジャー最少ストロークに並ぶ63をマーク。7連続バーディーも4大大会タイ記録だった。年少4位のメジャー3勝目へ、2打差逆転を狙う。3位で出た勝みなみ(28)=明治安田=が69と伸ばし、8アンダーの単独首位に浮上。メジャー3勝目に王手をかけた。
竹田がリズミカルに、10個のバーディーを積み上げていった。北陸で演じ上げた、ど派手な「麗央のカーニバル」。63のビッグスコアも7連続バーディーも、メジャータイ記録だった。「光栄。伸ばせてよかった。すごくいいラウンドだった。毎ホール、バーディーチャンスをつくっていこうという感じで回っていた」。自己ベストも更新する会心のラウンドだった。
予選落ち危機を乗り越え、47位で迎えた決勝ラウンド。インスタートの裏街道から一気に優勝争いに割って入った。スタートの10番でバーディーパットがショートした。「これじゃあ昨日と一緒だ」。グリーン上で打ち切ることに集中。13番パー3で3メートルを沈めると、その後は5メートル前後のチャンスを決め続け、7連続バーディーを生んだ。
2年前に日本で8勝を挙げて年間女王に輝いた飛ばし屋も、主戦場の米ツアーでは直近6試合で4度の予選落ちと苦戦。「なかなか上位でプレーできていないけど、いい経験になっている。もっとレベルアップしたい」。気持ちを前に向け臨んだ4月以来の日本ツアーで、存在感を放った。
8月には熊本地震の被災地支援として、所属先のヤマエグループHDや契約プロと計1億4200万円の義援金を熊本県に送った。「生まれたときからずっと熊本に住んでいる。少しでも力になりたいと思った」と語った。「まだ大変な思いをされている方々が、たくさんいらっしゃる。自分のプレーを見て勇気を与えられたらいいなと思う。そうやって恩返しができたら」と故郷に寄り添った。
トップの勝、AIG全英女子オープン覇者の山下美夢有、桑木志帆ら実力者が上位に顔をそろえた。「皆さん上手なので、しっかりついていきたい。それぞれがベストを尽くせればいいなと思う」。24年大会と、同年の日本女子オープンに続く年少4位のメジャー3冠へ、手綱を緩めず追い上げる。(高木 恵)
◆竹田麗央が第3ラウンドで達成した記録
▼メジャー最少スコアの63 2019年大会のフォン・シャンシャン(中国)に並ぶ。
▼メジャー最多の7連続バーディー 19年大会のフォン・シャンシャンに並ぶ。

