【男子ゴルフ】「また出たいし、もっといいプレーをしたい」今平周吾がマスターズにかける思い 国内メジャー2勝目で悲願3度目切符へ


7番、ティーショットを放つ今平周吾(カメラ・馬場 秀則)

7番、ティーショットを放つ今平周吾(カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第3日(17日、滋賀・タラオCC西C=7411ヤード、パー70)

 日没順延された第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われ、24年覇者の今平周吾(34)=ロピア=が5位で出て5バーディー、1ボギーで全体ベストの66をマークし、通算12アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。前回優勝した翌年の25年大会から新設された、優勝者に付与される海外メジャー・マスターズ出場権を目指し、2年ぶり国内メジャー2勝目を狙う。左打ちの細野勇策(23)=三共グループ=は68で13アンダーの単独首位をキープした。

 今平の最大の見せ場は15番パー4だった。グリーン右奥約7メートルから60度ウェッジで狙った第3打が硬いグリーンを2バウンドし、ピンに直撃してチップインバーディー。「かなり強くて、ピンに当たれと思って見ていたらガシャンと…。アプローチが良かった」。大歓声を浴び、キャディーとハイタッチして喜んだ。

 最終18番は7メートルを沈めてバーディー締め。前半終了時は首位と5打差に開いたが、終盤6ホールで4つ伸ばし、1打差2位に浮上。「後半はラッキーもありながら、いいゴルフができた」。2週前、スイング時に体が左に突っ込むクセをキャディーが撮影した動画で気づいて修正。今大会3日間のパーオン率75・9%は全体9位で「先々週からショットの調子が良い」と貫禄の猛チャージにつなげた。

 18、19年の賞金王は昨年、ツアー初優勝の17年から始まった連続優勝が7季でストップ。「一番(の目標)は優勝」と決意を込めて今季に臨み、2年ぶりの11勝目のチャンスが来た。日本オープン2勝目なら20年の稲森佑貴に続いて19人目。昨年8月末に第1子となる長女・紗奈ちゃんが誕生し、パパ初Vを狙う。

 日本オープン優勝者へのマスターズ出場権付与は、自身が制した翌年に新設。今平は「しょうがないですよね…」と笑いながらも「また出たいし、もっといいプレーをしたい」。予選落ちした19年、44位に入った20年に続き、7年ぶり3度目の出場へ思いは強い。

 24年は最終18番で20メートルをねじ込んで逆転V。普段穏やかな男が珍しく感情を爆発させ、豪快に右拳を振った。首位と1打差で臨む最終日は、2年前と同じ。「勝ったからこそ大会の重みを感じる。また優勝したい」と再び最高のガッツポーズを見せる。(星野浩司)

 ◆今平のマスターズ出場 特別招待で初出場した2019年は初日に76、2日目に74をたたき、通算6オーバーの77位で予選落ち。「アイアンショットの球の高さが足りない」と課題を痛感した。松山英樹と日本勢2人で出場した20年は2日目に70で回るなど自身初の予選通過を決め、通算イーブンパーで44位。「(第2日に)アンダーパーも出せて、成長したかなと思う」と語った。

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