【男子ゴルフ】池田勇太が7年ぶり復活優勝 天国の尾崎将司さんに届けた 3人でのプレーオフ4ホール目、死闘制す


4番、ティーショットを放つ池田勇太 (カメラ・豊田 秀一)

4番、ティーショットを放つ池田勇太 (カメラ・豊田 秀一)

 ◆男子プロゴルフツアー ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2026 最終日(7日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)

 2打差4位で出た池田勇太(フリー)が通算14アンダーで並んだ古川龍之介、岡田晃平とのプレーオフを制し、復活優勝を手にした。昨年12月に78歳で亡くなった尾崎将司さんへの憧れとともにゴルフ人生を生きてきた40歳は、ジャンボ尾崎さんの勝負カラー「紫」のウェアを着用。2019年ミズノオープン以来となる7年ぶり22勝目を天国に届けた。

 7番パー5で残り252ヤードの2打目を3ウッドでグリーン奥のカラーまで運んだ。9メートルをパターでねじ込むイーグルに右拳を握った。続く8番をバーディーとして流れをつかむと、10番でロングパットを沈めてトップを捉えた。

 代名詞の3タックのパンツを、尾崎さんと関わりの深い大会で着用するなど、追悼のシーズンを送ってきた。2月に尾崎さんの生まれ故郷の徳島・宍喰町で四十九日法要と納骨式に参列。墓前で誓った「今年、優勝して戻ってまいります」との約束を果たした。

 2022年に発症した顎(がく)偏位症の影響で、シード落ちも経験した。24年3月に手術を受け、肩が2センチ下がり、腕は3センチ伸びた。クラブの調整も一からだった。予選落ちが続いた際にジャンボさんは「ゴルフは『心技体』ではなく『体技心』だ」と励ましてくれた。

 最近はスタート前に1時間半のウォーミングアップを経てから練習場に向かい、ラウンド後はケアとストレッチに2時間を費やす。「もう40歳を超えたし。体に時間を割かないといけない。あと10年このレギュラーツアーの世界で戦おうと思っているから、そういったことが大事」。地道な準備も苦にはならない。

 12月に41歳になるが、向上心は若い頃のままだ。第3ラウンド後には「前進はしていると思う。40歳はもう超えたけど、いまだに成長っていうのはいくらでもできると思っている。自分を突き詰めていかないといけない」と話していた。憧れの人がそうだったように、これからの40代で勝利を積み重ねていく。

最新のカテゴリー記事