全が逆転で3年ぶりV!けがから復活の涙


 ◆女子プロゴルフツアー サマンサタバサレディース最終日(17日、茨城・イーグルポイントGC=6582ヤード、パー72)

 4打差6位で出た韓国の全美貞(33)=眞露=が66で回って通算10アンダーとし、逆転優勝。13年3月以来、約3年4か月ぶりのツアー通算23勝目を飾った。けがに泣き、引退も覚悟した12年の賞金女王が復活Vを果たした。3打差3位から出た木戸愛(26)=ゼンリン=は一時は首位に立つも失速し2位。首位で出たホステスプロの原江里菜(28)=NEC=は2打差3位。

 約3年4か月ぶりとなる優勝会見。「優勝は本当に難しいと思っていた。信じられない」と涙がにじんだ。13年以降は右手首痛や右肩痛などけがに悩まされ、前週は今季3度目の予選落ち。「やめた方がいいのかな」と落ち込んだが、コーチで義兄の金鐘哲さん(42)の「まだ出来る」という言葉に支えられた。次の目標はツアー30勝以上で与えられる永久シード権。「また頑張ろうかな」と笑顔で涙をぬぐった。

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