大山志保、リオへ出発「出場するからには金メダル目指す」


リオ五輪出場に向け出発した大山志保

リオ五輪出場に向け出発した大山志保

 女子プロゴルフの大山志保(39)=大和ハウス工業=が8日、成田空港から米国人キャディーのデーナ・デローアックス氏(60)とともにリオデジャネイロ五輪へと出発した。

 紺色の日本代表の渡航用スーツに身を包み、約30人の報道陣を前に空港内で会見。「日本のため、女子ゴルフのために頑張りたい。出場するからには金メダルを目指して、100パーセントの力を出し切りたい。ゴルフ人生の中の最高の1ページになるようにしたいです」と抱負を語った。

 五輪会場のレセルバ・マラペンディGC(女子6314ヤード、パー71)は海沿いのリンクスコース。その対策として、新兵器の60度のウェッジを携えた。五輪会場の映像を見てグリーンの傾斜がきついことに着目。「高いロブショットが必要になると思った」と約1か月前に製作を依頼してツアー会場で試打してきた。前週はツアー会場に持ち込んでおらずこの日朝、契約するPING社のスタッフに空港まで届けてもらった。現地で試して良ければ、19度の3ユーティリティーに代えて実戦初投入する予定だ。

 前日まで国内ツアーのmeijiカップに出場して前夜、北海道から移動。8日から米ヒューストンで2泊して練習と時差ぼけの調整をする。11日朝にリオ入りし、男子代表の片山晋呉(43)、池田勇太(30)の試合を応援をしながら練習して17日から4日間の競技に備える。閉会式にも出席予定で「レスリングの吉田沙保里さんや同じ宮崎出身の(競泳の)松田丈志さん、柔道の井上康生監督にお会いしてみたいですね」と新たな出会いにも期待を込めた。

 「結果に関係なく、たくさんの方に、もっとゴルフに興味を持ってもらえるような元気のあるプレーをお見せしたい」。搭乗ゲート前ではカメラマンのリクエストで、演歌歌手・五木ひろしばりの代名詞の拳を突き上げる派手なガッツポーズも披露。関係者から温かい拍手が送られる中、笑顔で機上の人となった。

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