一ノ瀬優希…熊本地震の復興義援金519万5225円、熊本県に届けた


熊本地震の義援金を手渡した女子ゴルフの一ノ瀬優希

熊本地震の義援金を手渡した女子ゴルフの一ノ瀬優希

 熊本出身の女子プロゴルファー・一ノ瀬優希(27)=ミロク情報サービス=が15日、熊本県庁を訪れ、4月の熊本地震の復興へ自身が呼びかけて集めた義援金519万5225円を手渡した。今後県を通じて、被災者に直接現金を届ける予定という。

 一ノ瀬は5月23日から6月26日まで「熊本応援チャリティーオークション」を「reU funding fromヤフオク!」のクラウドファンディングサービスを活用して開催。日本男女のプロゴルファーだけでなく、バッバ・ワトソン(米国)ら外国の海外メジャー王者たちも趣旨に賛同してグッズを無償で提供。約1か月で多くの売上金を集めていた。

 「多くのプロゴルファー、企業の方々にご協力いただき、当初目標としていた以上に多くのチャリティー金を集めることが出来ました。本当にうれしく、改めまして心よりお礼を申し上げます。皆様を代表し、その全額を本日熊本県に直接お届けいたしました」。マネジメント会社を通じて、この日感謝のコメントを寄せた。

 女子の選手会長にあたるミーティング委員長も務める27歳は、生まれ故郷の支援に積極的だ。4月14日に上益城郡御船町の実家で被災。その恐怖と復興への大変さは身をもって痛感している。6月のヨネックスレディス6位、ニチレイレディス9位など、プロゴルファーとしてプレーでも奮闘中。故郷への思いを胸に、持ち前の元気で明るい笑顔を振りまいている。

 「まだまだ復興には時間がかかります。熊本の方々が地震の前より笑顔が増え、安心できる日常に戻るように、これからも微力ながら復興のお手伝いを続けていきたいと思っています。今後、またこのようなご協力をお願いすることもあるかもしれませんが、その際はご理解とお力添えのほど宜しくお願い致します」と、今後も継続的な支援を約束した。

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