室田V2!劇的イーグル締め「こんな勝ち方を一度くらいやってみたかった」


連覇した室田

連覇した室田

  ◆男子ゴルフシニアツアー ファンケルクラシック最終日(21日、静岡・裾野CC、6911ヤード=パー72)

 室田淳(61)=長寿の里=が1イーグル、6バーディー、4ボギーの68で逃げ切り、通算10アンダーで2連覇を果たした。2打差の2位は冨永浩(55)=アコーディア・ゴルフ=ら3人。シニア2年目で初優勝を狙った米山剛(51)=ヨネックス=は3打差5位に終わった。

 劇的勝利だった。最終18番パー5。室田は2打目をピン左上7メートルにつけ、これを一発でねじ込んだ。ボールがカップに沈んだ瞬間、いつも冷静な“鉄人”が思わずガッツポーズ。「こんな勝ち方を一度くらいやってみたかった」と会心のイーグルを振り返った。

 レギュラー、シニアツアーを掛け持ちし、米ツアーのメジャーにも果敢にチャレンジ。パワフルに活躍するが、実は悩んでいた。飛距離が落ちたことで一時、フック系に弾道を変えたものの安定性を欠き、再度ストレート系に戻した。ところが、それがうまくいかず、ショットが荒れた。

 そんな苦境を案じ、8月に三女・三奈さん(16)が勝負の神様・武田神社などを詣でる家族旅行を発案した。全米シニアオープンから帰国直後の今大会は疲労もあって思うようなプレーができなかったが、「それなら開き直ってやろう」と2日目からはあるがままの自分でプレー。これが功を奏した。

 今大会は「優勝者はその年の賞金王になる」と言われる。「ぜひそれを信じたい」と炎天下に思い切り白い歯を見せた。

(古賀 敬之)

 ◆中盤まで快調も粘れず初V逃す冨永

 プロ初優勝はならなかった。室田らと並ぶ首位から12番までに3つスコアを伸ばす快進撃を見せたものの、終盤に勢いを欠き2位。「調子が良かったのでどこまでできるか、頑張ったんですが…。相手が室田さんでしたからね」と“鉄人パワー”の前に屈して肩を落としていた。

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