成田美寿々、今季初勝利へ首位発進「集中して7割の力で打ったのが良かった」


8アンダーで首位に立った成田

8アンダーで首位に立った成田

 ◆女子プロゴルフツアー マンシングウェアレディース東海クラシック第1日(16日、愛知・新南愛知CC美浜C、6397ヤード=パー72)

 今季未勝利の成田美寿々(23)=オンワードホールディングス=が9バーディー、1ボギーの64で回り、韓国の全美貞(33)=眞露=と並んで8アンダーで首位発進した。永峰咲希(21)=ニトリ=と飯島茜(33)=フリー=が、2打差の6アンダー4位。賞金ランクトップの韓国のイ・ボミ(28)=延田グループ=は3アンダー17位につけた。

 11週連続出場となる成田は「めちゃくちゃ疲れている」とため息をつきながらも、今季初の首位発進に「短い時間ギュッと集中して7割の力で打ったのが良かった」と笑顔だった。

 8、10番で5メートル半、17番では6メートルを沈めてバーディーとするなど「パットが面白いように入った」。14日に「変な構えをしてる」と指摘され、「うめえな、と思った」。キム・ハヌルや永峰のパッティングを観察。様々な人のアドバイスも参考に「股関節に体重を乗せて打つ」ことだけに集中して、構えが安定した。

 目標は、昨年優勝した日本、韓国、欧州、豪州のチーム対抗戦「ザ・クイーンズ」(12月2~4日)の代表入り。今大会で優勝すれば代表圏内に浮上する。「明日は今日のスコアを忘れて謙虚に行く。最終日のバックナインで『さっ、行こうか!』というところに持っていきたい」とVシナリオを描いた。(勝田 成紀)

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