米男子プロゴルフツアーのプレーオフ最終戦・ツアー選手権は２１日から４日間行われる。松山英樹（２５）＝ＬＥＸＵＳ＝は２０日、コースで調整し「悪い状態をどうやって切り抜けていけるか。今週も優勝を目指してやる」と意欲をかき立てた。
今季３勝の松山は首位で８月末から４戦のプレーオフを迎えたが、ここまで予選落ち、２３位、４７位と振るわず、ポイント７位に下がった。不調の原因を「ティーショットとグリーン上」と分析。特にドライバーショットに難があり「いいショットと思えるのは１０回に１回」と嘆く。７位からの総合優勝なら破格のボーナス１０００万ドル（約１１億２０００万円）が手に入る。「１０億ゲットだぜ」と珍しく威勢のいい発言が飛び出す一方、本心は「今週もフェアウェーが狭いので、今の状態では厳しい。本当に調子を上げるのは来年頭くらいからがいい。その方がメジャーに近い」と来年の大舞台での悲願達成も見据える。