石川遼、初の日本オープン制覇へ「ラフに入ってからが勝負」


 男子プロゴルフツアーの国内メジャー・日本オープンは12日から4日間、岐阜・岐阜関CC東C(7180ヤード、パー70)で行われる。今季国内ツアー初出場の石川遼(26)=カシオ=は11日、練習ラウンド18ホールで最終調整。初の大会制覇に向けて「ラフに入ってからが勝負」と攻略法をイメージした。

 フェアウェーの両サイドに深いラフが生い茂る難コース。ドライバーショットが安定せず、米ツアーで苦しんできたが「ティーショットがラフに入ってもパーを取れればモチベーションを高く保てる。パーセーブが選手の気持ちに影響していくのが日本オープンだと思う。バーディーを取るのもゴルフの面白さだと思うけど、いかにパーを取るかというのもプロゴルファーとして重要」と語った。

 それでも、初日からラフ覚悟で攻めるわけではない。7日から合計4ラウンドを回ってコースを確認し、この日は400ヤードと短めの17番パー4の第1打で2アイアンを握った。「ドライバーで80点の手応えのショットでも自分はラフに入る。フェアーウェーに打てれば有利だけど、それを4日間することはできない。初日、2日目は刻んでいくと思う」。自分の技術を見直し、日本タイトル奪取を目指す。

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