◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権最終日(5日、沖縄・PGMゴルフリゾート)
2年連続賞金王を狙う池田勇太(31)=フリー=は、無念の2位に終わった。6打差6位から67の好プレー。しかし、最終18番で約80センチのパットを外し1打差に泣いた。賞金ランクは3位から2位に浮上したが、今季4勝目を逃し「話にならない」と怒り心頭だった。C・キム(27)=PING=が通算6アンダーで今季3勝目。賞金ランク1位に浮上した。
痛すぎる取りこぼしだ。18番で80センチのバーディーパットを外して1打差2位。ラウンド後、池田が語った言葉は、怒気をはらんだ。「2位もビリも一緒。勝てたかもしれない試合で、あんなの外してたら話にならんわな」
今季4勝目は目前だった。6打差6位から、強風の中で猛烈な追い上げを見せた。14番で約3メートルのパットを決めて5つ目のバーディーを奪い、首位に1打差に詰め寄った。結果的には最終組で首位のキムが18番でボギー。先にプレーしていた池田が最後のパットを決めていれば、結果は分からなかった
賞金ランクは2位に浮上したが喜べるはずもない。「勝つためにやっている。勝たなきゃ意味がない」。目指す目標は、1973年のツアー制度施行後、片山晋呉(2004~06)以来、史上5人目となる2年連続賞金王。残り4試合、池田は必ず勝ってキングになる。(高橋 宏磁)