【オーガスタ(米ジョージア州)3日=榎本友一】米男子プロゴルフツアーのメジャー今季初戦、マスターズは5日から4日間、当地のオーガスタナショナルGC(7435ヤード、パー72)で行われる。
宮里家の長年の夢がかなった。優作は3日、松山と練習ラウンドを行い、両親とプロゴルファーの兄・聖志(41)、妹・藍さん(32)がついて歩いた。6番パー3は第1打をピン右30センチにつけてバーディー。グリーン脇で見守ったコーチの父・優さん(71)から「ナイスファイト」と拍手を送られ、笑顔で応えた。父は昨年8月に倒れ心配されただけに「オヤジが長生きしてくれて良かったな、と感じましたね」と喜びをかみしめた。
2日はオフにして、家族と観光や買い物などでリフレッシュした。この日で合計6ラウンド目。グリーンの傾斜を中心に入念な下見を行った。東北福祉大の後輩・松山と4日間練習ラウンドをともにして「どこに外したらいいか、いろいろ教えてもらいました」と感謝した。
◆藍さん「楽しい」
昨年9月に現役を引退した日米通算24勝の藍さんは、コースで購入したマスターズの緑色のキャップをかぶって観戦。10年ぶりのオーガスタで、優作の練習ラウンドを10ホールついて回り「やっぱりきれいですね。楽しいです」とカメラを手に写真を撮って歩いた。4日のパー3コンテストでは、優さんや優作の娘と一緒にキャディーを打診されている。