◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 第1日(11日、福岡CC和白C=6292ヤード、パー72)
「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(27)が今季日本ツアー2度目の参戦。1バーディー、1ボギーのパープレーで30位スタートを切った。
この日はノースリーブにホットパンツのピチピチのウエアでプレー。同組は地元の福岡市出身の福田真未(25)、今季好調の菊地絵理香(29)ということもあり、大ギャラリーがアン・シネ組を追いかけた。
ホールアウト後、アンは韓国への帰国中に、あわや玉突きの交通事故の危機に遭っていたことを明かした。「私が乗っている車はぶつからなかった。1台後ろの車が守ってくれた。その車はピンク色だったので、明日(12日)は幸運をもたらしてくれたピンク色のウェアでプレーします。きょうはマイルド(穏やか)な一日でした。しっかりパーセーブできた。明日も今日のようなプレーをしたい」と笑顔を交えて話した。
昨季賞金女王で今季も賞金ランクトップ、さらに前年大会覇者でもある鈴木愛(24)は4バーディー、ボギーなしの68で回り首位発進。「マネークイーン」が盤石のゴルフを見せつけた。
先週のメジャー第1戦、ワールドレディスサロンパスカップで鈴木に1打差で競り勝ち、優勝した韓国の申ジエ(30)が1打差の2位。上田桃子(31)、松田鈴英(20)と、フェービー・ヤオ(25)、サイ・ペイイン(27)の台湾勢も2位につけた。
頸椎椎間板ヘルニアのため、昨年9月から戦線離脱していた2006年賞金女王の大山志保(40)が今季初出場。4バーディー、3ボギーの71で17位。8か月ぶりにツアーに戻ってきた大山は「うれしくて1番のティーグラウンドで顔がニヤけてしまいました」と笑顔。ただその後、8か月の苦しみに話が及ぶと「40歳になって、気持ちはまだまだやれると思っているのに、体は痛くて…」と涙を流した。
ワールドレディスサロンパスカップ最終日(6日)に左手親指付け根付近を痛めた美人ルーキーの三浦桃香(19)は患部が回復して出場。3バーディー、2ボギーの71で17位と、まずまずのスタートとなった。