石川遼、6ボギーの3オーバー101位


18番、第3打を放つ石川遼

18番、第3打を放つ石川遼

 ◆男子プロゴルフツアーメジャー第2戦日本ツアー選手権 森ビル杯 第1日(31日、茨城・宍戸ヒルズCC=7384ヤード、パー71)

 5年ぶり出場の石川遼選手会長(26)=カシオ=は3バーディー、6ボギーの3オーバー、74で101位と出遅れた。

 前半はティーショットが乱れた。519ヤードの2番パー5はドライバーで、左がけ上の木に当たってベアグラウンドへ。最後は、3メートルのパーパットを決め切れずにボギー先行。大ギャラリーからため息が漏れた。

 415ヤードの4番パー4は、アイアンでの第1打を左ラフに入れ、第2打はグリーン右のラフへ。第3打を1・2メートルへ寄せたが、パーパットは右を抜けた。

 センターシャフトのツノ型の新パターを今季初投入も、3番と6番で3パットのボギーなど、前半18パットとグリーン上で苦戦した。「試合になっての感覚が違ったので、慣れるのに時間がかかってしまった」。また、今大会から前週までのクロスハンドから順手に戻した握りも「ロングパットが全部オーバー気味だったので。7番から」クロスハンドに再び戻した。

 フェアウェーキープ率は全体120位の21・43%。それでも、復調への手応えはつかんだ。「試合になると練習よりも飛ばしたくなって、当たる前からフェースを返し始めてしまう。その分、左にいってしまう。8番から、練習していることをイメージして打つようにして打ったら、各ホールの枠の中にはおさまるようになった」とうなずいた。

 そして14番から3連続バーディーを奪取し、後半は2つ伸ばした。460ヤードの14番は右から6メートルを沈め、190ヤードの16番パー3はアイアンで右上4メートルにつけてバーディーとした。

 過去5度出場して予選通過は2度。最高成績は10年大会の15位と相性はいいとは言えない大会だが「明日は5アンダー、6アンダーを出していけるようなプレーをしたい。今日の後半のようなプレーが前半からできれば」と前向きな言葉を口にした。

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