小寺大佑、人生初のホールインワン!カルビパワーいじられ役


4番でホールインワンを決めるなど、4アンダーの活躍を見せた小寺大佑(大会提供)

4番でホールインワンを決めるなど、4アンダーの活躍を見せた小寺大佑(大会提供)

 団体戦3年ぶりの優勝を目指す日本男子は首位と5打差で3位をキープした。小寺大佑(16)=大院大高2年=が4番で人生初のホールインワンを記録するなど、チームで唯一のアンダーとなる67をマーク。逆転優勝に望みをつないだ。女子は韓国と1打差の2位に順位を下げたものの、安田祐香(17)=滝川二高3年=が2日連続アンダーパーの70でラウンド。個人では首位と2打差の2位に浮上した。

 チームのいじられ役が“カルビパワー”で大きな仕事をやってのけた。165ヤードの4番パー3、小寺は前日は7アイアンを使ってオーバーした反省を生かし、ひとつ小さい8をチョイス。この選択が快挙につながった。「左に行ったかなと思ったんですが、風で返ってきたんです」。カラン!とボールが飛び込む音とともに、同組の外国人選手が人生初のエースを知らせてくれた。「うれしかったですね」。1イーグル、3バーディー、1ボギーの67でチームに貢献した。

 前夜、チームで訪れた名古屋市内の焼き肉店では、小寺ワールドがさく裂した。上カルビを食べなぜか「やけどした!」と大騒ぎ。だが本人は何を食べたのか分かっておらず、追加注文の際に「やけどしたヤツください!」と店員に頼むなど天然ぶりが爆発。中島啓太(17)=代々木高3年=が「(小寺)大ちゃんをずっとみんなでいじっていました」と証言したように、愛される存在だ。カルビ効果でのホールインワンか、と問われ「ちょっとあったかもしれない…」と真顔で答えた小寺。持ち前のナイスキャラでチームを逆転優勝に導く。(筒井 琴美)

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