日没プレー、強風の死闘から一夜 アンが首位 三ケ島はトラブルでV絶望的


2番、ティーショットを放つ三ヶ島かな

2番、ティーショットを放つ三ヶ島かな

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 最終日(26日、北海道・小樽CC=6628ヤード、パー72)

 日没過ぎまでのプレー、グリーン上でボールが動くほどの強風、ツアー屈指の難コースで死闘が繰り広げられた第3日から一夜明け、最終日も強風が吹く中、行われた。最終組がハーフターンし、首位からスタートした韓国のアン・ソンジュ(30)=モスバーガー=が前半の9ホールを3バーディー、1ボギーの34で回り、通算7アンダーとして首位をキープしている。

 2打差の2位は渡辺彩香(24)=大東建託=。さらに1打差の3位に比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=、韓国の黄アルム(30)=フリー=が続く。

 第3日に暗闇の18番で痛恨のボギーをたたき、1打差の2位から出た有村智恵(30)=日本HP=は前半でスコアを1つ落とし、4打差の5位に後退した。

 第3日の11番グリーンで風の影響で動いたボールの処置を誤って1罰打を受け、同じく1打差2位スタートの三ケ島かな(22)=ランテック=は3番パー4の第1打をバンカーに入れると、第2打、第3打を立て続けにバンカーのアゴに当てて脱出に失敗する大トラブルでトリプルボギーをたたいた。前半で3つスコアを落とし、首位と6打差の11位まで下がり、念願のツアー初優勝は絶望的となった。

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