7位スタートの石川遼が28位に後退「ドライバーが右に、アイアンが左に行った」


全ホールを終え同組の小田孔明と握手する石川遼

全ホールを終え同組の小田孔明と握手する石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第2日(23日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 強風が吹き荒れる中、第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われた。首位と2打差の7位タイから出た石川遼(27)=カシオ=は、前半で2つのボギーをたたいて流れを作れず2バーディー、5ボギーの75で回り、通算1アンダーで28位に順位を落とした。「自信がなくなりやすい(強風などによる)コンディションだったが、自分のゴルフが悪かったです」と唇をかんだ。

 6番、7番の第1打では、ドライバーで立て続けに右のラフに曲げた。8番では第1打にアイアンを使用して左のバンカーにつかまりボギー。「ドライバーが右に、アイアンが左に行った。この時点では理由に気づけず『何やってるんだろう」という感じでした」と振り返った。

 ラウンド後は練習場に直行し、日没までショットを中心に40球、さらにアプローチも10球と打ち込んだ。

首位とは6打差と開いたが、今大会自己最高タイの2位となった昨年大会は、第3日に昨季のベストスコア66を出して38位から7位に急浮上している。「練習で(ショットの)『なるほどな』と手応えをつかんだので、すっきりした状態で臨めますね。あしたが楽しみです」と前を向いた。

 4位以内なら自力で、2年ぶり10度目となる最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(29日開幕・東京よみうりCC、報知新聞社主催)への出場権を得る。大逆転はあきらめていない。

最新のカテゴリー記事