【日本S】美人妻キャディーとタッグを組むY・E・ヤンが首位快走 石川遼4位と健闘


6番で第2打を放つY・E・ヤン

6番で第2打を放つY・E・ヤン

 ◆報知新聞社主催男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ第2日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 最終組がハーフターンした。美人妻キャディーのキム・ミジンさん(39)とタッグを組んで首位からスタートした韓国のY・E・ヤン(46)=NOW ON=が前半9ホールを3バーディー、1ボギーと2つスコアを伸ばし、通算7アンダーで2位に2打差をつけて首位を快走している。個性派スイングで注目度上昇中の韓国の崔虎星(45)=フリー=、初出場の出水田大二郎(25)=TOSS=が2打差の2位に続く。初出場の星野陸也(22)=フリー=が3打差4位。賞金ランクトップで初の賞金王に王手をかけている今平周吾(26)=フリー=、選手会長の石川遼(27)=カシオ=が4打差5位で追う。1打差2位から出た小平智(29)=Admiral=は前半をバーディーなし、4ボギーの39と苦しみ、通算イーブンパーで13位に後退した。

 ヤンとキャディー本来の仕事をしない美人妻キャディーのミジンさんとのコンビは絶妙だ。「グリーンの読みや残り距離の計算はすべて私ひとりでやっています。(ミジンさんが)同組の選手に迷惑をかけないように気を使っています」とヤンは話す。上り坂ではキャディーバッグを軽くするため、アイアンを数本抜いて自ら運ぶ。この日、4番パー4でグリーン右からバンカーショットを放った後、自らバンカーをならした。ミジンさんはプロキャディーとは異なり、技術も体力もないが、それでもヤンはミジンさんとのタッグを熱望する。「妻がいるだけで安心できる。リズムが良くなるんです」と目尻を下げながら話す。

 2009年全米プロでは当時、世界最強を誇ったタイガー・ウッズ(42)=米国=に競り勝ち、アジア人初の世界メジャー制覇を果たしたヤンが初の日本メジャー制覇に向けて美人妻と二人三脚で順調に歩を進めている。

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