松山英樹ショット復調、46位浮上で5年連続決勝R


 ◆米男子プロゴルフツアー メジャー第1戦 マスターズ第2日(12日・米ジョージア州オーガスタナショナルGC)

 【オーガスタ12日=榎本友一】アマチュアで初出場の金谷拓実(20)=東北福祉大3年=が2バーディー、4ボギーの74と粘り、通算3オーバー57位で決勝ラウンド(R)に進んだ。メジャーで日本人アマの予選通過は11、12年の松山英樹(27)=LEXUS=に続き2人目。アダム・スコット(オーストラリア)ら5人が7アンダーで首位に立ち、タイガー・ウッズ(米国)は1打差6位に浮上した。日本勢3人の予選通過は中嶋常幸、青木功、羽川豊の1983年以来2度目。

 63位で出た松山は5バーディー、3ボギーの70で通算1オーバー46位へ浮上。1983~86年の中嶋常幸を抜き、大会日本人最長となる5年連続の予選突破を果たした。

 初日よりもショットが復調し12、18番では4メートルにつけてスコアを伸ばした。「今日はパープレーでは確実に落ちると思ったので、1アンダーは絶対に出そうと思った」。意地で14年以来2度目の予選落ちを回避。予選を同組で回った親交の深いアダム・スコットは首位に立ち「ショットがある程度戻ってくれば、アダムみたいに上位で戦えるのかなと思った」とうなずいた。

 第2R終了時点での最大逆転は56年のジャック・バーク(米国)の8打差。V圏内に戻しての決勝Rに「グリーンに上がる前の勝負がすごく大事になってくる。明日、しっかり伸ばしていきたいですね」と猛追を誓った。

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