◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第2日(20日、熊本空港CC=6428ヤード、パー72)
「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(28)=NOW ON=は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算3オーバーとして、ぎりぎり50位で決勝ラウンドに進出した。ピッタリとした黒いシャツに膝上25センチ(推定)の白い超ミニスカート。“ぎりぎりウェア”で多くの男性ギャラリーをザワつかせたクシークイーンは、まさにカットラインぎりぎりで今季2度目の予選通過を果たした。首位と1打差の2位からスタートした大西葵(24)YKK AP=と韓国のイ・ソルラ(28)=九電工=がともに70で回り、通算6アンダーとして首位に並んだ。1打差の3位に酒井美紀(27)=国際スポーツ振興協会=と韓国の李知姫(40)=フリー=が続く。
セミが鳴き、初夏のような天候となった第2日。「セクシークイーン」アン・シネは、美人プロの三浦桃香(20)=フリー=と同組でプレーした。午前7時40分と2番目に早いティーオフだったが、多くのギャラリーが注目組を追った。16番までパープレーで回り、決勝ラウンド進出が確実な状況としていたが、17番パー4でトラブル発生。第1打を左に曲げ、第2打を木に当てて痛恨のダブルボギーをたたいた。一気に微妙な位置に転落。「レイアップすべき(刻むべき)でした」と反省した。
ホールアウトした時点で53位。50位以内の予選通過条件を満たしていなかったが、その後、ツアー屈指の難コースでスコアを落とす選手が続出し、ちょうど50位で決勝進出を決めた。
アン・シネとの同組対決が注目された三浦は2バーディー、9ボギーの79と崩れ、通算8オーバーの87位。今季7戦目で5度目の予選落ちを喫した。「三浦さんは調子が悪かったようですね。ただ、力はあるし、攻撃的なゴルフをしていた。顔も美しいし、スイングも美しい。だから、ファンが多いのだと思います」とアン・シネは気遣うように話した。
「セクシークイーン」の愛称がすっかり定着したアン・シネ。今季3試合の出場で、先週のスタジオアリス女子オープン(37位)に続き、2度目の予選通過。「明日(21日)はピンクのウェアでプレーしたい」。恒例となった“ウェア予告”で最終日への意気込みを示した。