西村優菜が4位浮上 リベンジVへ「もう一度チャンスを作れたことをいい方向に考えたい」


1番ティーショットを打つ西村優菜

1番ティーショットを打つ西村優菜

 ◆女子ゴルフ アジア太平洋女子アマ選手権 第3日(27日、茨城・ザ・ロイヤルGC)

 気温11・4度で小雨が降る中、第3ラウンドが行われた。6位から出た西村優菜が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算イーブンパー4位に浮上した。「バーディー5つはまずまずかな。最終日にこの位置で迎える。もう一度チャンスを作れたのをいい方向に考えてやりたい」とうなずいた。

 ただ悔しさも残る。首位タイで迎えた17番パー3。第2ラウンドでは、池からの第2打を人生初の水切りショットで切り抜けたが、この日は池の中に吸い込まれた。このホールをダブルボギーとし「低い球を打とうとしたけど、タイミングが合わずにつまってしまい池に入れてしまった」と唇をかんだ。

 この日朝、師事する中島敏雅プロコーチが駆けつけた。中島コーチから「上体が前に行かないこと、ボールの位置を下げること」などとアドバイスを受けてラウンド前に調整。前日までは「悪い」と話していたショットは「悪くはなかった」と手応えも口にした。

 昨年大会はプレーオフで敗れて2位。大会前には「リベンジしたい」と語っていた。トップを走る安田祐香に4打差で最終日を迎える。「最後まで諦めずにプレーすれば何かあるかな」と、逆転優勝へ力を込めた。

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