◆女子ゴルフ アジア太平洋 女子アマ選手権第3日(27日、茨城・ザ・ロイヤルGC)
5位から出た安田祐香(18)=大手前大1年=が1イーグル、5バーディー、2ボギーで67をマーク。通算4アンダーで2位に2打差をつけ単独首位に立った。注目が高まる中、海外メディアからの取材では習得中の英語を披露。6位から出た昨年大会2位の西村優菜(18)=大阪・大商大高卒=は70で回り、イーブンパーの4位に浮上した。
15番でバーディーを奪った安田が、16番パー5で再び魅せた。グリーン手前、ピンまで20ヤードの第3打でパターを選択し、強く転がすとそのままカップイン。イーグルで首位に並んだ。その後も17、18番と連続バーディー締め。上がり4ホールで5つスコアを伸ばして単独首位に立ち、「自分の調子の割にすごい順位でびっくり」と、目を細めた。
今月上旬にオーガスタナショナルGCで初開催された公式戦で3位。最多の約50人のギャラリーを引き連れ、「注目されるのはうれしい」と喜んだ。ホールアウト後は海外メディアからも取材を受けた。ナショナルチームの活動で、オーストラリア人のガース・ジョーンズ・ヘッドコーチとは、なるべく英語で会話する。聞き取りが上達し、インタビューでは志願して通訳をほぼ介さずに「No pressure.I am looking for fun(重圧はない。楽しみたい)」などと、英語で受け答えした。
優勝者には今年のエビアン選手権とAIG全英女子オープンのメジャー2大会などの出場権が与えられる。「優勝して、US(米ツアー)に1度も出たことがないので出てみたい」。夢舞台を真っすぐに見つめた。(宮下 京香)