イ・ボミが“2冠” スマイル賞V6&ドレッサー賞V5 セクシークイーンらに競り勝つ


イ・ボミ

イ・ボミ

 ◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 最終日(19日、福岡CC和白C=6292ヤード、パー72)

 賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円と3日間トーナメントとしてツアー最高の今大会。ギャラリー投票によるベストスマイル賞(30万円)、ベストドレッサー賞(20万)が設けられていることも大きな特長だ。

 最終日の表彰式で発表され、根強い人気を誇る韓国のイ・ボミ(30)=延田グループ=が“2冠”を獲得した。ベストスマイル賞は6年連続、ベストドレッサー賞は5年連続の戴冠(たいかん)となった。

 イ・ボミは今大会は第2日まで通算3オーバーと苦戦し、カットラインに1打及ばず、予選落ち。プレーでは14、15年大会を制したような強さを取り戻せなかったが、今大会おなじみの特別賞では“無敵”だった。「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(27)=NOW ON=らに競り勝ち、改めて存在感を見せつけた。

 大会前、イ・ボミは2冠の可能性について「難しいと思います。かわいい子が多いので。小祝さくらちゃん、松田鈴英ちゃん、新垣比菜ちゃん、原英莉花ちゃん、河本結ちゃん、みんな若くてかわいいですよね」と控えめに話しつつも意欲もチラリとのぞかせていた。

 「私は30歳になりましたが、上田桃子さん、有村智恵さん、原江里菜さん、30代の方々と頑張りますよ。もちろん、プレーが大事ですが、スマイルで、かわいくプレーすることも大事ですよね。笑顔で頑張ります」

 実力と人気の両方が求められるプロのアスリート。2015、16年に賞金女王に輝いたが、17年は賞金ランク23位、18年は同83位と後退した。変わらない人気を誇るイ・ボミが、かつての強さを取り戻せるか。注目される。

 大会は、首位タイから出た韓国のイ・ミニョン(27)=Q CELLS=が69で回り、通算10アンダーで優勝。今季初、通算4勝目を挙げた。1打差2位は上田桃子(32)=かんぽ生命=と韓国の申ジエ(31)=スリーボンド=が続いた。

◇ほけんの窓口レディース

【優勝】

 2013年 O・サタヤ

 2014年 イ・ボミ

 2015年 イ・ボミ

 2016年 申ジエ

 2017年 鈴木愛

 2018年 鈴木愛

 2019年 イ・ミニョン

【ベストスマイル賞】

 2013年 横峯さくら

 2014年 イ・ボミ

 2015年 イ・ボミ

 2016年 イ・ボミ

 2017年 イ・ボミ

 2018年 イ・ボミ

 2019年 イ・ボミ

【ベストドレッサー賞】

 2013年 木戸愛

 2014年 木戸愛

 2015年 イ・ボミ

 2016年 イ・ボミ

 2017年 イ・ボミ

 2018年 イ・ボミ

 2019年 イ・ボミ

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