49歳・藤田寛之、老眼対策の蛍光イエローボールで首位…パター補助の赤いライン入り


14番、藤田寛之はティーショットを放つ

14番、藤田寛之はティーショットを放つ

 ◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー関西オープン第1日(23日、奈良・KOMACC)

 藤田寛之(49)=葛城GC=が7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで昨年の賞金王・今平周吾(26)=フリー=ら2人と並んで首位発進した。来月50歳を迎えるベテランは老眼対策も兼ねて、今季から蛍光イエローのボールを使用。中日クラウンズを制した弟弟子の宮本勝昌(46)の活躍も刺激に“おっさんズ”パワーで5年ぶりの優勝を目指す。

 黄色いボールが次々とカップに吸い込まれていった。藤田は13番で10メートル、15番では12メートルのロングパットを冷静に決めて、昨年の日本オープン初日以来の首位に立った。「短いのも外さず、長いのも入ってくれたので、久々にこういうゴルフができた。気持ちいい」。中日クラウンズを制した宮本、同大会で久々に予選を通過した師匠の芹澤信雄(59)に負けじと、通算19勝目へ最高のスタートを切った。

 今季から使う蛍光イエローのボールには、パターの補助となる赤いラインを入れて使用している。約5年前に視力回復手術を受けたが、老眼もあり、普段は老眼鏡を使っている。「すごく見える。パットも安定してきた」と効果は絶大。新たな相棒とともに頂点を目指す。

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