女子プロゴルフの最高峰の海外メジャー、全米女子オープン(30日開幕、米サウスカロライナ州チャールストンCC)に向け、勝みなみ(20)=明治安田生命=が28日、成田空港から渡米した。
前週の中京テレビ・ブリヂストンレディスで今季2勝目を挙げ、27日付の世界ランクで自己最高の46位へ浮上。全米女子オープン開催週の世界ランク50位以内の資格で、初のメジャー切符をつかんだ。「いやぁ~、なんかすごい楽しみです。先週優勝して、勉強してきなさい、ということなんだと思うし、色んな選手のプレーを見てみたいです」と笑顔で話した。
来年の東京五輪日本代表争いも、世界ランク5位の畑岡奈紗(20)=森ビル=、同27位の鈴木愛(25)=セールスフォース=に続く3番手に浮上した。「五輪に関しては、出たいという気持ちはありますけど、まだ先の話。自分らしく回っていければ、自然と結果はついてくると思うので」と目の前の大会ごとに、全力を尽くすスタイルを貫くことを誓った。
全米女子オープンの予選ラウンドは、日本最終予選を勝ち抜いた天本遥香(20)=フリー=とアマチュアのセレステ・ダオ(カナダ)と同組。30日の第1ラウンドは、午後1時7分(同1日午前3時7分)に10番からスタートする。「天本ちゃんは同じ九州出身の同級生で、(同組は)すごい久しぶりだから楽しみです」と話した。
米本土に上陸するのは自身初めて。ゴルフ以外に楽しみにしていることを、報道陣から聞かれると「地元のハンバーガーとかを、食べてみたいですね」と目尻を下げた。初メジャーでの目標については「いつも通り、私らしく笑顔で楽しくラウンドできたらいいです」と話すにとどめた。