3位浮上の永野竜太郎、合宿仲間・比嘉真美子の全米女子首位発進に「このまま勝ちそう」


2番、ティーショットを放つ永野竜太郎

2番、ティーショットを放つ永野竜太郎

 ◆男子プロゴルフツアー ミズノオープン(報知新聞社特別協力)第2日(31日、茨城・ザ・ロイヤルGC=8016ヤード、パー72)

 3アンダー4位から出た永野竜太郎(31)=フリー=が強風の中、2バーディー、ボギーなし、70の好スコアで通算5アンダー。8アンダー、首位の今平周吾と3打差の3位で決勝ラウンドに進んだ。

 永野は12番で5メートルのバーディーパットを沈め、続く13番パー5ではグリーン手前バンカーからの3打目を30センチに寄せて連続バーディーを奪った。この日は実測7619ヤードで、ツアー屈指の飛ばし屋は「パーオンもして、バーディーパットも打てた。午前中は風がないだろうな思っていたけど、初日の午後に経験しているので大丈夫でした」と満足げに振り返った。

 昨年賞金ランク84位に沈み、6年連続で維持したシードを手放した。ファイナルQT(予選会)9位の資格で出場する今季は「どの試合も無駄にできない。一戦一戦全力でやるだけ」と強い気持ちで戦う。

 女子のメジャー、全米女子オープンで65をマークし、首位発進した比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=の活躍に刺激を受けた。今年2月には、用具契約するピンゴルフの本社を訪れ、米アリゾナ州に約20日間滞在した。契約プロ同士の合宿では永野&比嘉がペアを組み、高柳直人(30)、女子の大出瑞月(21)ペアとチーム戦も行ったという。永野は比嘉の活躍について「気持ちが強い選手で、(首位も)不思議じゃない。このまま勝ちそうじゃないですか?」とうれしそうに語った。

 自身は今大会の上位4人(有資格者を除く)に与えられる全英オープン(7月18~21日・ロイヤル・ポートラッシュGC)の出場権を目指す。昨年のミズノオープンは4位で3日目を終えたが、最終日に「82」をたたき、39位に終わった悔しさがある。「全英も懸かっているので楽しみ」と初メジャー切符獲得へ意気込んだ。

 熊本県出身だが、水城高時代を過ごした思い出の地・茨城で初優勝のチャンス。「最終日にその位置で戦えるように全力でやるだけ」と気を引き締めた。

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