渋野日向子が15R連続オーバーパーなしで4戦連続トップ10 賞金ランク1位との差を縮める


ホールアウトし柏原明日架(右)と握手する渋野日向子

ホールアウトし柏原明日架(右)と握手する渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアーニッポンハムレディス最終日(14日、北海道・桂GC=6602ヤード、パー72)

 6打差11位で出た、渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は6バーディー、1ボギーの67をマーク。通算10アンダーの7位で終えた。自身初の2週連続優勝こそならなかったが、賞金350万円を上乗せして、賞金ランク1位で今大会を棄権した申ジエ(韓国)との差を、約1400万円差に縮めた。

 ショットが好調でフェアウェーキープ率は100%。パーオン率も89%で次々にチャンスを作った。「(自己採点は)70点くらい。15番で1メートルのパーパットを外したので。まさか外れるとは思っていなくて」と苦笑い。それでも17番、18番と1メートルにつけて、連続バーディーで締めくくった。

 初優勝を飾った5月のメジャー、ワールドレディスサロンパスカップの翌戦、中京テレビブリヂストンレディスは36位だった。「初優勝の(翌戦の)時よりは、すごく良い結果なので良かったです」とほおを緩めた。6月のニチレイレディス以降の4試合は、15ラウンド連続でオーバーパーなしを継続中。堂々4戦連続のトップ10入りで「今の自分が出来るベストのプレーをしようと思って居ます。調子が良い時にスコアを出せて、オーバーパーを打っていないところは、今までよりは成長している。4日間大会が(3週)続いて、めっちゃ疲れていますよ」と豪快に笑い飛ばした。

 次週のサマンサタバサレディス(19日開幕、茨城・イーグルポイントGC)に出て、初メジャーとなるAIG全英女子オープン(8月1日開幕・ウォーバーンGC)に臨む。「来週は例年暑いと聞いている。全英前最後の試合なので、気を引き締めながら頑張りたい」。

 この日初優勝した、S・ランクン(19)=タイ=とは仲良しだ。18番グリーン脇で後ろから抱きつき「コングラチュレーション!(おめでとう)」と英語で祝福した。「誰かと思ったら、渋野が待っていてくれて、すごくうれしかった」とランクンは感謝の言葉を口にした。2人は、インスタグラムでやりとりを交わすがランクンによれば、「SUPER STAR!」などと互いにいじり合っているという。今季の残り試合で、2人による優勝争いも見られそうだ。

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