梶谷翼「笑顔を振りまいているんです」 地元の先輩・渋野から笑顔継承でV狙う


梶谷翼

梶谷翼

 ◆ゴルフ 日本ジュニア選手権第2日(15日、埼玉・霞ケ関CC)

 2位から出た梶谷翼(15)=兵庫・滝川二高1年=が4バーディー、3ボギーの72で回り、通算5アンダーで首位に浮上した。第1ラウンド(R)の残り5ホールと第2Rの18ホールを終えて「昨日の分のラウンドもして、これ…体力持つかな? と思ったけど、気持ち的にも、体力的にも持ったのでよかったです」と汗をぬぐった。

 第2Rは10番からスタート。この日22ホール目の後半8番で5メートル、9番では残り121ヤードを9アイアンで50センチに寄せて連続バーディー。疲労もあったが、スコアを伸ばし切り「最後2ホールともバーディーを取れたのはよかった」と笑顔を見せた。

 全英女子オープンでメジャー制覇した地元の先輩・渋野日向子とは親交がある。「全英は自分の試合とかぶってしまったので、見られてはないのですが、本当にあっという間に遠い存在になってしまって…早すぎてびっくりもできないぐらいです」と語った。16年に史上最年少13歳で日本女子オープンに出場した逸材には、一つ悩みがあると言う。「よく怖いと言われるんです。無口で表情があまり出ないからだと思うんだけど。だから言われないように、笑顔を振りまいているんです」と笑った。先輩のスマイルを継承し、「楽しく堂々とプレーして優勝したい」と頂点を狙う。

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