２番、ティーグラウンドに立つ浅地洋佑（左）とＪ・ジェーンワタナノンド
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズＪＴカップ 第１日（５日、東京・東京よみうりＣＣ＝７０２３ヤード、パー７０）
初出場の浅地が遅刻の失態を犯した。今大会はツアーで唯一、参加選手が勢ぞろいして初日のスタート前に開会式を実施。午前８時５０分に始まったが、浅地が起きたのは８時３０分だった。東京・杉並区の自宅からは約３０分と近いが「いくら頑張っても無理だと思った」。すぐ日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）に連絡を入れ、１０分未満で身支度を整えて出発したが、コース到着は開会式が終了した９時１０分。ＪＧＴＯの青木功会長や選手に謝罪を繰り返した。
ＪＧＴＯ関係者によると、開会式の遅刻は「記憶にない」という珍事。競技スタートに遅れた場合は失格になるが、プレーには直接関係ないため罰則はないという。青木会長らがスタートを見守る１番は、緊張から「めっちゃフワフワしていた」と第１打を左に曲げボギー。その後もスコアを落としたが、難関の１８番でバーディーを奪って７２の２７位にとどめ「皆さんに迷惑をかけました。明日以降はしっかり起きます」と神妙な顔つきだった。（岩崎 敦）