6打差逆転でツアー初Vの西村優菜「優勝は自分の中ではすごく早かったかな」


通算11アンダーでツアー初優勝を飾った西村優菜は優勝トロフィーを手に笑顔を見せた

通算11アンダーでツアー初優勝を飾った西村優菜は優勝トロフィーを手に笑顔を見せた

 ◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス最終日(1日、埼玉・武蔵丘GC=6585ヤード、パー72)

 6打差の3位から出たルーキーの西村優菜(20)=フリー=が8バーディー、1ボギーの65で、通算11アンダーでツアー初優勝を飾った。2000年度生まれ・ミレニアム世代では古江彩佳(2勝)に続く2人目の優勝者となった。

 以下は西村の主な一問一答。

 ―率直な思いは。

 「トップ3を目指してスタートしたけど、想像以上のゴルフができて優勝できたのがうれしい。(バーディーで2打差に迫った)14番からは優勝争いに加わって、その中で強い気持ちでプレーできた。すごく成長した部分かと思う。後半は自分の中でベストパフォーマンスができた」

 ―優勝を伝えたいのは。

 「ゴルフ場への送迎など、一番近くで支えてくれる母(枝里子さん)に『ありがとう』と言いたい。母が財布が欲しいと言っていたので(賞金で)プレゼントしたい」

 ―6月の開幕戦、8月の2戦目は予選落ちと苦しんだ。

 「アース(・モンダミンカップ)の時は気持ち的にも苦しくて、ドライバーがそこまで曲がったことがなかったというか。自信を持って振っていたクラブだったので、そこが崩れて、自分でもパニックみたいになっていた。アースとNEC(軽井沢)はすごく長く感じて、なかなか(元に)戻らなかった。怖くてびびりながら打っていた。でも、スイングの部分では上下運動を少なくしようとコーチが練習に付いてくれた。焦らずやろうとは思っていた。(優勝は)自分の中ではすごく早かったかなという感じ」

 ―アマチュアからプロになり、心境の変化は?

 「プロになって感じたのは周りの選手を見ていても、一試合一試合、一日一日、いい意味で一喜一憂していないというか。毎週試合があるので、切り替えもすごく必要だなと感じた」

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