横峯さくら、子供は男の子「ゴルフやってほしい」妊娠7か月でのツアーは「上位で戦える」


妊娠7か月で試合に出場する横峯さくら。夫でキャディーの森川陽太郎さんは、大きくなったおなかに耳を当てた(カメラ・相川 和寛)

妊娠7か月で試合に出場する横峯さくら。夫でキャディーの森川陽太郎さんは、大きくなったおなかに耳を当てた(カメラ・相川 和寛)

 女子プロゴルフツアーのTOTOジャパンクラシックが6日から3日間、茨城・太平洋C美野里C(6554ヤード、パー72)で、新型コロナ対策として無観客で開催される。ツアー通算23勝で、妊娠7か月で出場する横峯さくら(34)=エプソン=は4日、会場で調整。出産予定日は来年2月21日で、性別は男の子と明かし「(子供には)ゴルフをやってほしい。妊娠中でも上位で戦えるんだというメッセージになればいい。頑張りたい」と決意を込めた。

 大きな決断には周囲の後押しもあった。「主人(キャディーの森川陽太郎さん)も同じ気持ちで。試合には出たいねと話していた」。父・良郎さん(60)は「妊娠7か月で試合に出るのは、いい根性をしている。母親(妻・絹子さん)も娘を産む2、3日前まで弁当店と居酒屋の仕事をしていた。体に気をつけて頑張って。子供がゴルファーになるなら俺が教えるよ」とまな娘にエールを送った。

 “妊婦V”なら99年ヨネックスレディスの野呂奈津子以来。15年から米ツアーを主戦場とし、今季は国内の出場権は保持していない。出産前最後の試合出場となる可能性が高い横峯が、大きな挑戦に出る。(宮下 京香)

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