賞金ランクトップの笹生優花、右足重傷のウッズに「生きていてよかった」


笹生優花

笹生優花

 女子プロゴルフのツアー今年初戦、ダイキンオーキッドレディスが4日から4日間、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われる。コロナ禍で20年―21年に統合されたシーズン。今大会は1日当たり1000人と制限はあるが、コロナ禍でツアー初となる有観客で開催される。

 賞金ランクトップの笹生優花(19)=ICTSI=が2日、練習ラウンド後、公式会見に臨んだ。プロデビューした昨季はツアー2戦目のNEC軽井沢72、ニトリレディスを連勝。タイガー・ウッズ(米国)をほうふつとさせる平均飛距離260ヤード超の豪快なドライバーショットで魅了した。“本家”ウッズは2月23日にロサンゼルス近郊で自動車事故を起こし、右足の緊急手術を受ける重傷に見舞われた。笹生は「心配な気持ち、生きていてよかった」と神妙な表情で気遣った。

 オフは練習場での打ち込みや自宅でのトレーニングで調整を続けた。ルーキーシーズンでの賞金女王に向け、「賞金女王になれれば誰でもうれしい。自分はランキングを考えるより今の試合に集中した方が気持ちいいので。やらなければならないことを一つずつやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

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