◆女子プロゴルフツアー アクサレディス 最終日(28日、宮崎・UMKCC=6568ヤード、パー72)
原英莉花(22)=日本通運=は6バーディー、3ボギーの69で、通算10アンダーの3位で終えた。67をマークした岡山絵里(24)=ニトリ=が13アンダーで逆転し、18年リゾートトラストレディス以来の通算2勝目を飾った。単独首位から出た、ホステスプロの河本結(22)=リコー=は73で1打差の12アンダー2位となった。
原は前半、出入りが激しくスコアを1つ落とした。「すっごい気合を入れてきたのもあったけど、前半は雨でやられて、気合が空回りしたのもあってボギーにしてしまった。ドライバーショットが曲がってしまった」と振り返った。後半に入る時、「全部バーディー取るぞって思った」と自らを鼓舞して臨み、10、12、15、18番のバーディーで4つ伸ばした。「パッティングが良かったのでスコアにつなげられた」とうなずいた。今大会中には、24日に「大好きだった」という祖母が死去したことを公表していた。
次週は自身2度目の海外メジャーとなるANAインスピレーション(4月1~4日、米カリフォリニア州)に出場する。原は「ショットに関しては今のクラブで戦うという覚悟を持ってやる。少しずつクラブの癖も分かってきたので、おさらいしながらやりたい。ウェッジに関してはライによってイメージを出しにくい時もあるので、向こうに行って試行錯誤してやっていければ」。昨年末に予選落ちした全米女子オープンの悔しさを晴らす舞台と位置づけ、「ドライバーショットをフェアウェーにヒットさせれば上に行けるのかな。海外での経験を反省して(オフから)やってきているので、次に生かせるようにトライしたい。まずは予選通過を目指して4日間戦いたい」と前向きに語った。