◆女子プロゴルフツアー アクサレディス 最終日（２８日、宮崎・ＵＭＫＣＣ＝６５６８ヤード、パー７２）
４打差の首位から出た、ホステスプロの河本結（２２）＝リコー＝は１バーディー、２ボギーの７３で通算１２アンダー。６７をマークし、１３アンダーとした岡山絵里（２４）＝ニトリ＝に逆転を許し、１打差の２位で優勝を逃した。
河本は８番までパーとした後、９番でボギーを喫し前半を折り返した。１１番でバーディーを奪ったが、１５番で再びボギー。１打追う立場となった１８番パー５をパーとし、１９年大会に続く連覇を逃した。
会見では「情けない。負けたことに対して悔しい」と目に涙を浮かべて振り返った。「正直、自分のプレーに集中していた。（マネジメントが奏功した２日目と）同じようにやっていたが、今日は惜しいパットが続いた。チャンスの７番、８番で決められなくて、１０番もバーディーを取れず、今日一日、全体的に流れが悪かった。（１８番は）セカンドがダフってしまった」と悔しがった。
「ショットが思ったところに飛んでいないのが敗因」と分析した。前週のＴポイント×ＥＮＥＯＳを急性へんとう炎の影響で途中棄権した影響もあったようで、「後半はかなり体がバテて、下半身がブレブレ。先週で体力が落ちたのもあるけど、調整できなかった自分がプロとしてあり得ないし、情けない」と厳しい表情で語った。
優勝争いでの収穫を聞かれ、「また優勝したい、優勝するっていう強い気持ちを持てたこと」と話した。次週からは「米国に４週間いて、３大会出る」と明かした。２年前にツアー初優勝を飾った舞台での逆転負けに、「まだ（今後の）目標がうまく定まっていない。とにかく来週のメジャーは精いっぱいのプレーをしたい。今こうして（２位になって）話しているのが情けない。悔しさで頭が回らない」と、ぼう然としていた。