優勝カップを手に笑顔を見せる岡山絵里
◆女子プロゴルフツアー アクサレディス 最終日（２８日、宮崎・ＵＭＫＣＣ＝６５６８ヤード、パー７２）
５打差４位で出た岡山絵里（２４）＝ニトリ＝が５バーディー、ボギーなしで、ベストスコアの６７をマーク。通算１３アンダーで、１８年リゾートトラストレディス以来の通算２勝目を逆転で飾った。
岡山は１、２番、１３、１４番で２度の連続バーディーを奪うと、１８番パー５で２・５メートルのバーディーパットを沈めて抜け出した。優勝が決まった瞬間に涙を流し、「シーズンが再開して早い段階で２勝目を挙げられて、うれしいのとホッとした気持ちです。（３年ぶりＶ）すごく長かったなという涙です。去年はショットも悪くて、自分のゴルフがダメになってしまい苦しんだ。おととし（１９年）は、優勝できそうでできない自分にいらだって焦っていた」と喜びに浸った。
昨年１１月頃からツアープロコーチの南秀樹氏に師事し、「パター、アプローチを習ったのが大きかった。精神的にも、自分がプロゴルファーとしてどうあるべきかを伝えてくれた。強いプロゴルファーになりたいと思えた」と感謝した。
また、優勝のご褒美を問われると「事前にアメ車を買っていました」と笑った。７００万円以上の「シボレー カマロ」だといい、「２年くらい欲しかった。好きなもん買って頑張りなさいとコーチに言われ、父と相談した。それを自分のやる気にした」と胸を張った。