【芹澤信雄の目】松山英樹 イーグル13番がラッキーホールに 


◆米男子ゴルフメジャー マスターズ第2日(9日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC)

 第2日の松山選手はパターが思うように入らなくても、懸命に我慢しましたね。取りたい2番でバーディーパットがわずかにショート。グリーンが初日よりもウェットになった影響だと思いますが、笑顔が印象的で焦りはなく落ち着いていた。その後もショットが全体的に良くて、数多くのチャンスを作れていました。

 13番のイーグルは、流れの上でも良いところで取れたと思います。グリーン左奥の刈り込まれたエリアからの3打目。きつい下り傾斜でウェッジで打つと止まらない、と判断してパターを選択したと思います。それでも強めに入り、カップに入っていなければ5~6メートルオーバーしていたかもしれません。初日も13番で第2打が小川に落ちそうで、落ちずにバーディーを取れた幸運もありましたし、今年はラッキーホールになっています。

 決勝R2日間での優勝への鍵は、パー5で確実にスコアを伸ばしてパー4でどれだけバーディーを取れるか。1打差6位で週末に進んだ昨秋よりも顔つきに余裕があるし、期待したい。(プロゴルファー)

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