松山さんはすごい選手。自分はまだまだ比べられるほどの選手ではない…金谷拓実に聞く


優勝カップを手に笑顔を見せる金谷拓実

優勝カップを手に笑顔を見せる金谷拓実

◆日本男子プロゴルフツアー ▽東建ホームメイトカップ 最終日(18日、三重・東建多度CC名古屋C=7081ヤード、パー71)

 元世界アマチュアランク1位のルーキー・金谷拓実(22)=フリー=が通算11アンダーでツアー3勝目を挙げた。賞金ランク1位に初めて立ち、世界ランクも東京五輪代表圏内の日本勢2番手に初浮上する見込み。東北福祉大の先輩でマスターズ王者・松山英樹(29)から今大会中に電話で「五輪に一緒に出ようぜ」とエールを送られた。大舞台での“競演”が現実味を帯びてきた。

 ―最終日の意識は?

 「皆優勝したいと思う。その中でどれだけ強い気持ちを持って、冷静な判断をし、よりスマートにプレーできるかを意識していた」

 ―明暗を分けた17番は?

 「前のホールと違う風が吹いていた。(木下、中島啓の)2人とも(ドライバーで)良いショットを打ったと思うんですけど、風が違う方向に吹いていて池に入った。自分はそれを見て(ドライバーで左フェアウェーへと)打てた。先に打っていたら、右に流されて池に入っていたかも」

 ―先輩・松山と比べられて?

 「うれしい気持ちと申し訳ない気持ち。松山さんはすごい選手なので。自分はまだまだ比べられるほどの選手ではない。もっともっと頑張りたい」

 ―来年のマスターズは必ず出場したい?

 「マスターズだけじゃなく、世界ランク50位以内に入ればいろんな米ツアーの試合に出られる。今はそこが目標です」

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