監督不在で挑む天王山第2戦へ…名古屋MF稲垣祥「逆境の時こそ、何ができるか試される」


川崎戦への意気込みを語る名古屋MF稲垣祥

川崎戦への意気込みを語る名古屋MF稲垣祥

2位名古屋の日本代表MF稲垣祥が2日、オンライン取材に応じ、指揮官不在で挑む首位川崎との天王山第2戦(4日・等々力)での雪辱を誓った。

 喉の痛みを訴えたフィッカデンティ監督(53)がベンチを外れた前節の川崎戦(4月29日)は0―4で大敗。首位との勝ち点差が6に開いた。試合翌日には指揮官の新型コロナウイルス陽性が判明。2節続けての監督不在が確実となった。

 稲垣は「あんな負け方をして、悔しさ、やり返してやろうという気持ちがないわけがない。次も厳しいなと考える選手がいるようだったら、その選手はプロとして失格」と力を込め、「逆境の時こそ、何ができるか試される」と見据えた。

 前節は開始23分で3失点。寄せが甘くなり、川崎の中盤に自由を与えたことで失点を重ねる格好となった。今節に向けた戦い方や攻撃のオプション、ボール保持の意識など戦術に関する質問は「コメントは差し控えさせていただきます」と煙に巻き、「もう次への試合が始まっている」と意気込み。「ファミリーの方々や、前回の試合に絡めなかった選手たちの思いなども含め、あのデキじゃ誰1人満足してくれない。そういった人たちの思いもくんでゲームに臨みたい」と語気を強めた。

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