19歳西郷真央、渋野日向子超え最年少Vいける!2差3位発進「目の前のやるべきことに集中したい」


3番、ティーショットを放つ西郷真央

3番、ティーショットを放つ西郷真央

◆日本女子プロゴルフツアー 21年メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(6日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 ツアー&メジャー初優勝を狙う西郷真央(19)=大東建託=が6バーディー、2ボギーの4アンダー、68で首位と2打差の3位と好発進した。19歳213日での優勝なら、2019年に20歳178日で大会最年少優勝した渋野日向子の記録を更新する。男子ツアー歴代最多94勝(メジャー最多20勝)を誇る尾崎将司(74)のまな弟子は、21世紀世代(2001年度生まれ)で初のメジャー制覇のチャンスを迎えた。

 風が強い午後スタートも関係なく、西郷が落ち着いたゴルフで好発進した。10番でボギースタートも12番で7メートルのバーディーを決め、ここから3連続バーディー。16、18、6番でもショット、アプローチをピンそばにつけて伸ばし、68で2打差3位。「マネジメントした通りのところにしっかり打てて、うまくいった。初日、スコアを出せて良かった」と胸を張った。

 前週大会直前には千葉のジャンボ邸を訪れ、尾崎将が見守る中、ドライバー、ウッドのショットを見てもらった。「去年の終わり頃に比べれば良くなっているな」と師匠から“お墨付き”。背中の負傷などで昨年終盤にショットが不振になった反省から「体の調子を整えることを意識してやっている。大きなミスをしないようなプレーができている」と、うなずいた。

 速いグリーンでメジャーの難セッティングにも動じず、「許容範囲を広くしてプレーすることを心がけた」と、ルーキーは冷静そのもの。21世紀生まれ初のメジャー制覇のチャンスが訪れ、「まだ優勝は意識していないけど、目の前のやるべきことに集中したい」と足元を見つめた。男子最多メジャー20勝を誇るジャンボのまな弟子は「いつか、そういうことができるような強い選手になりたい」。愛称「せごどん」が頂点に突き進む。(岩原 正幸)

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