◆米男子プロゴルフツアー ウェルズファーゴ選手権 最終日（９日、米ノースカロライナ州クエイルホローＣ＝７５２１ヤード、パー７１）
４打差５位から１８年４月のＲＢＣヘリテージ以来の米ツアー２勝を目指した小平智（３１）＝Ａｄｍｉｒａｌ＝は４バーディー、２ボギー、２ダブルボギーの７３で回り、通算３アンダーの１１位で終えた。今季自己最高成績で、積算ポイントランクは１８２位から１６０位へ浮上し、１２５位以内でのシード維持へ向けて前進した。
２番で３オン３パットのダブルボギーが先行した。５番パー４では、残り１３８ヤードの第２打を８０センチにつけてバーディー。７番でボギーも８番で取り返して、前半は１つスコアを落として４アンダーで折り返した。
後半は１２番でティーショットを左に曲げてボギーが先行。３０４ヤードの１４番パー４は１オンに成功し、２パットのバーディー。１５番パー５も伸ばして６位まで盛り返した。ところが、「グリーンマイル（死刑台への道）」と呼ばれるツアー最難関の終盤３ホールで失速した。１７２ヤードの１７番パー３で、第１打をグリーン左の池に入れてダブルボギー。それでも、エースキャディーの大溝雅教氏とのコンビで、４日間トータルではグリーン上でさえを見せて、今季自己最高位の１１位で終えた。
２打差２位で出たロリー・マキロイ（３２）＝英国＝が、「母の日」にちなんでピンク色のウェアに身を包んで４バーディー、１ボギーの６８をマーク。通算１０アンダーで、逆転で大会３勝目＆ツアー通算１９勝目を飾った。