石川遼は70で7差暫定26位「大きいミスもラッキーもあって」 ミズノオープン第1R


10番、ティーショットを放つ石川遼 (カメラ・馬場 秀則)

10番、ティーショットを放つ石川遼 (カメラ・馬場 秀則)

◇男子プロゴルフツアー ミズノオープン 第1日(28日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7349ヤード、パー72=報知新聞社特別協力)

 2009年大会覇者でツアー通算17勝の石川遼は10番から出て1イーグル、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70をマーク。2アンダーの暫定26位につけている。

 ミズノと用具契約する大会ホストプロ・時松隆光選手会長、18年大会覇者の秋吉翔太と同組で午前7時50分に10番からのティーオフ。石川は出だしの386ヤードの10番パー4で、ラフからの第2打をグリーン右のラフへ外し、2・5メートルのパーパットが左に抜けてボギーで発進した。

 377ヤードの15番パー4では、右のフェアウェーからアイアンでピン上4メートルにスピンをかけて止め、初バーディーを奪うと関係者から拍手を受けた。

 最大の見せ場は552ヤードの18番パー5。ドライバーで右のフェアウェーに運ぶと、5ウッドでピン左6メートルへ2オンに成功した。イーグルパットを沈めて佐藤賢和キャディーとハイタッチ。グリーンを取り囲んだゲストから喝采を浴び、手を挙げて応えた。2アンダーの11位で前半9ホールを折り返した。

 後半は1番で左のラフからアイアンでの第2打をグリーン右手前の花道に外し、2メートルのパーパットが外れてボギーが先行した。2番パー5ですぐにバーディーを取り戻すも、221ヤードの3番パー3でつまずいた。5アイアンでグリーン右のバンカーに入れ、脱出に2打を要して3メートルのボギーパットも決まらず、ダブルボギーで後退した。それでも、6番パー5で2オン2パットで伸ばした。9番パー4は10メートルのバーディーパットをねじ込み、数百人のゲストから大歓声を浴びた。

 今月は4戦中2度優勝争いに加わるなど好調だ。今週24日に全米オープン予選を1位で通過し、全米オープン切符を獲得。今大会では、上位2位以内に入れば7年ぶり6度目の全英オープン切符獲得となる。首位と7差の暫定26位に「試合を追うごとに反省を生かせているのはある。大きいミス(3番)も、ラッキー(18番)もあって。明日以降に向けてギリギリつながった」とうなずいた。

最新のカテゴリー記事