勝みなみが勝った 1番ダボ発進から大逆転 工藤公康監督の長女・遥加は崩れて15位


ティーショットを放つ勝みなみ

ティーショットを放つ勝みなみ

◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 最終日(30日、愛知・セントクリークGC=6605ヤード、パー72)

 1打差の2位から出た勝みなみが、逆転で今季初優勝を挙げた。

 勝は、いきなり1番でダブルボギーをたたいたが、5番、6番で連続バーディーを奪い、スタート時のスコアを戻して首位でハーフターン。後半も15番でバーディーを奪い、そのまま逃げ切った。今大会は母・久美さん(54)がキャディーを務め、うれしい親子優勝。「母の体力はすごいです」と勝は母に感謝した。今大会の隣のコースの中京GC石野Cで開催された2019年の中京テレビ・ブリヂストンレディス以来、2年ぶりの優勝。アマチュア時代の15歳で勝った14年KKT杯バンテリンレディスを含め、通算5勝目を挙げた。次週は海外メジャーの全米女子オープン(6月3~6日)に参戦。勢いに乗って、世界に挑む。

 2位は大里桃子、比嘉真美子、吉川桃。

 首位から出た工藤遥加は、2番パー4でバーディーを先行させたが、続く3番パー3で痛恨のトリプルボギーをたたき、首位陥落。9番パー4ではフェアウェーから池越えの第2打をピン左80センチににピタリと寄せたが、決められずにパー。流れをつかめないまま、15位に終わった。プロ野球ソフトバンク工藤公康監督の長女は父のような勝負強さを発揮できず、念願の初優勝を逃した。

 2打差の4位から出た18歳のアマチュア岩井明愛は、1イーグル、2バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの76。通算3アンダーで12位だった。

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